もう残すところ1ヶ月と半分ほどで2020年が終わってしまいます。
今年は、季節や日々を丁寧に過ごすことが出来てないせいかとても早く感じます。
このような時期ですのでshujiworksワークショップは開催することが出来ず、多くのお問い合わせをいただいておりますが申し訳なくもお断りしております。
今は来年にもっと楽しいことが出来るように、ワークショップもそうですがあれもこれも準備をしています。
楽しみにしていただけたら嬉しいです。
たくさんの事を伝えることが出来るように、革モノづくりの話だけでなく革のことも勉強しております。
先日は、革の元になる動物の皮の勉強をしに大学の教授に会いにいきました。
コラーゲンを主とした革の話を聞かせていただきました。
忙しい日々だと出来ない事、こんな時期だからこそ出来る事でした。

もう少し我慢する期間となりそうですが、今出来ることがあるだけ嬉しいことです。
今年ももう少し!
成長するため頑張りたいと思います。
たくさんの手作りマスクを見ました。
最近は、カラフルだったり機能的だったりと多種多様なマスクを見ます。
こんなマスクがあったらかわいいね~と話をしていたらaokiさんが作ってくれました。

木登りカンガルーだそうです。
有袋類の変わり者のカンガルー。木に登ります。前足の力が発達しています☆

普通のマスクと比べるとこんな感じです(笑)
ぜひ違う動物シリーズも作って欲しいですね♪

この春にイベント出展を予定しておりました。
短時間で出来るワークショップが出来る場所でした。
残念ながら日の目を浴びませんでした。
この状況に光明を見出すことができる日になりましたら、またワークショップを開催したいと思います。
しばしお待ちを☆

緊急事態宣言から2週間となります。
暖かい日差しがとても心地よい季節となりました。
心のことも考えたら少し日差しを浴びたり、食料品買い物ついでのお散歩をおすすめします。人混みを避けながらですが。
たまに工房の植物の様子を見に来ます。
ハゴロモジャスミンというおてんばな植物がいるのですが、まさにいまから一花咲かせようと準備万端となっておりました。
こんな時期なのにと少し思ってしまいますが、植物には無関係ですもんね。
風もとてもここちよく部屋の空気を動かしてくれます。
日々良くなっていると信じて今日も過ごそうと思います。
令和2年目が始まりました。
たくさんの良縁のおかげで迎えることができました。
感謝です。
元旦は毎年、伊豆の実家に帰ります。
地元にある桜とはとても早咲きでもう咲いてました。河津桜が有名ですが、土肥桜と言います。

車移動も良いですが、地元に帰るとよく散歩をします。山側にある実家から砂浜のある海へ向かいます。
小さなころから見慣れた風景は、少しずつ変化はしているものの幼き日の思い出が至る所に在ります。
落ち着きます。
砂浜に誰かが書いた令和2年の石文字。

今年もいろんな場所で未知なことを学ぶため、たくさん移動すると思います。
そんな予感がします。
なので、足湯に入り身体を労わります。

今年も自分が決めたいくつかのやるべきことを出来る限り進めてみたいと思います。
そのためにたくさん学び、足を使って多くの人と出会い話を聞き、最善を探り還元できるように動きたいです。
ちっぽけな自分のためでなく、これからに繋げる大義のために。
やることは山積みです、一つずつ一つずつ前に向かいます。
寒い土地で咲く花たちを見てきました。
shujiworksは冬に雪が降る土地に庭を作る計画があります。
どうすれば寒い土地にカラフルな庭を作れるのか。

宿根草がメインの庭。
毎年、毎年咲いてくれるそうです。

蜂が一生懸命に蜜を集めます。
花粉がびっしり足についています。

庭の隅にキノコが生えていました。
ひっそりとしていてとてもかわいらしい。

初めて見た花。
蕾が神秘的です。
きみどり色をしています。
庭の手入れをしていた方にお話しを伺いました。
寒い土地の庭は雪が降る少し前に、地面ギリギリまで植物を刈り取ってしまうそうです。
雪の重さや寒さを土の中で耐えるそうです。宿根草すごいです。
とてもお勉強になりました。

先日のお話です。
北海道大学の先生に会ってから旭川に向かいました。
時間があったから美瑛に足を伸ばします。
「青い池」
水酸化アルミニウムが水に溶け、青い光を反射し青く見えるそうです。
天然でアルカリのこんな池があると、皮を鞣すときに使えたんじゃないかと、風情のないことを考えてしまします。
とてもきれいな青でした。
アンティークなアコーディオンの修理が持ち込まれました。

昔の楽器は革の部分があります。それを直すことがたまにあります。
革に似せた革テープ風もあるので、強度を考えながら直します。
中を空けると接着部もだいぶ劣化しているので、その部分も修理します。
主に弦楽器ですが、楽器のメンテナンス歴はだいぶ長いのでこんな部分で役に立ちました。

蛇腹部と隅部の補強もします。
演奏しやすさを第一に考え、でもこれからも長く使えるようにします。

普段はバッグや小物が多いですが、たまにはこんな修理もウキウキして楽しいです。
革の機械や道具って集めるととても高価になることがあります。
自分が革を始めた頃、とってもお金が無かったからたくさんの知っている職人さんや知らない職人さんの所を訪ね周って、ときには手紙を出したりしたりして、機械を貰ったり道具を譲ってもらったりしていました。
変な目で見られたり、嫌な事を言われることもあったけど、優しくしてもらえたりいろんな人を紹介してもらえたりしました。
ミシンという高価な機械だって、革を漉く漉き機だって振り返ってみるとたくさん譲ってもらいました。
でも、自分が使える道具の数は限られているからそれ以上の道具たちは次に引き継ぐことが当たり前な気がしています。
道具たちもきっとその方が嬉しいはず。
靴を始めた方にミシンと漉き機を届けることになりました。
新しく学び出した若者に道具を引き継ぎです。

このミシンは、靴用ではなかったので靴用に使用を変更しました。また足踏みのミシンだったのでモーターを取り付ける台を設置し、クラッチモーターを取り付けました。

この漉き機は珍しくNIPPY製でなくSEIKO製の漉き機。微妙に使用は違うため、押え金やタルや現行主流のNIPPYが使えません。それだと不便ですので、NIPPY製の押え金やタルが使えるように使用を変更しました。その方が使い易くなるので。
これからこの道具たちが活躍してくれることを願いつつオイルを注したりとメンテナンスをします。
いままで自分がしていただいたことを、自分がする立場になったんだなーと思いながら。