教えたりすることで学ぶことってたくさんあります。だから教えてるようで学ばせてもらっているなぁーとよく思います。
革を教えることも、また人を育てる事も自分自身を成長させてくれていると切に感じます。自分が教えたり、人を育てたりしていることに驚いたり不思議に思ったりといまだに慣れませんが。
自分が知っていることを上手に伝えるにはどうしたらいいか日々頭をひねってます。
少しずるいけど、ひねりながらも自分がもっともっと学べるように負荷をかけようとしています。
自分を含むみんなが嬉しいが一番。だから自分のことも考えます。
革を教えることが本筋ですが、もし違う感覚を知ることで世界が広がったり新しい活力になったり新しい興味が湧いたりするなら意味があるんだと思っています。
だから革とは関係ないけれど、フィールドワークをします。もちろん自分が興味があるものですがね☆。
熱がないものはどうやっても上手く意味のあるカタチで伝わらないので。経験的に感じます。
伊豆に生まれ、小さなころ夏休みの宿題もせず泳いでばかりいた。
空きもせずに、泳がない日はないくらい海に行っていた。
海が怖いと思ったことがない。大人になっていろんな情報を見聞きしたので少しは気を付けるようになったけど。
海に浮かんでいるとなんていうか、頭が空っぽになって自然に溶け込んでいるそんな感覚に陥る。
いろいろ積みあがっている物事もすっかり忘れさせてくれる。ぽっかりと。
身体が呼吸をする当たり前のことの大切さを教えてくれる。
身体が抵抗を受けてどう動いているのか、どうすれば無駄なく動けるのかを確かめさせてくれる。
生物や植物などの自然物がすんなりと好きになったのは、海と(友達といっても恥ずかしくないくらい)ずっと過ごしてきたからだと今になって思う。
食べる事だって、釣りや潜って獲ったおかげで自分で料理をするようになった。
自然の中に居るだけで、知的好奇心が湧くのがわかる。なんでだろう。なんでだろうと。
だから少しでも新しい世界を知ってもらいたいから、すこし仲の良い海に連れて行く。
青い海。潮風。波。太陽の光。流れる雲。見ていて飽きない。
知るための装備、ドキドキし過ぎないための装備を纏って。
幸運なことに澄んでいる海。雨の後。荒れた跡。それを反映しちゃう気分屋の海。
キラキラしたコバルトの魚。たくさんの群れで動く。スイミーみたいに
サンゴイソギンチャクの周りにできるコロニー。小さな村のように点々としている。緑に発光しているように感じる。
海の恵みを少し貰う。魚を三枚におろす。みんなで食べる。
体験したこと、体感したことがなにかしたこれからの糧になるといいなと思う。
目の前に楽しんでいる笑顔が見える。それが一番だし、一人よがりじゃないようで安心する。