学ぶことが出来る事。
今回は「ベルト」編。
教室では、どんなモノを作るんだろう。
どんなモノを作ったら、自分のこれからのモノ作りに役に立つんだろう。
楽しく作りながら、どんなことが学べるのかを教室を教える目線で少しずつ書いて行こうと思います。
わかった方がより自分のモノ作りに応用できるはずです。
まずはベルトのサイズはどれくらいになるのかを学びます。
ベルトは、個人のウェストに合ったサイズで製作しなければなりません。
ウェストサイズを測りましたら、サイズ調整用の長さ+ベルト金具の取付部を考えて長さが決まります。
金具によってサル革をつけるかも考えます。 サル革とは・・・・ベルトの剣先部分がブラブラと遊ばないように抑える輪状の部品
以上のことから、ウェストサイズに対してどれくらいのサイズ(長さと幅)にすればよいのか、基本的サイズの出し方が学べます。
ちなみにベルトの幅は、金具により最大の幅が決まります。
手漉きというものがあります。大きくわけて機械漉き(漉き機)と手漉きがあります。
手漉きは包丁一本で行うことができる漉きの方法です。(包丁以外にもカンナなどを使うこともあります)
漉き機がない場合は、自宅で製作するためにはこの一択となりますので覚えておきたい技術です。
漉きを覚えると皮革の製作物を作る際に、丸みを持たす事、縫い易くする事、コバの厚みを調度良い厚さに調整する事、曲げるクセをつける事などができます。
製作したモノが一段とクオリティーが上がること間違いなしです。
ベルトは漉き練習するのにちょうど良いと考えています。また革カンナという道具の使い方も行い、革の曲がり部分の負担を減らす方法も知ることが
できます。
漉きの考え方、漉きの道具、漉きの方法をしっかり学びます。
美錠(尾錠とも言います)の取り付け方の基礎を学びます。
ベルト以外にもサイズ調整するために美錠を使用します。(バッグの持ち手、時計バンド、ショルダー部分など)
ベルトにて、実際の革と同じ素材と厚さでテストピースを製作し丁寧なサイズ出しの方法を学びます。また簡易的なサイズ出しの方法も合わせて学びます。
両方できることでこれからの応用に役に立つと考えます。
小物でよく製作される「ベルト」では、
➀ウェストサイズに対してどれくらいのサイズ(長さと幅)にすればよいのか、基本的サイズの出し方
➁手漉きをすることにより、ベルトに丸みを与えより良いモノにする方法。また漉きを入れることによる長期間使用できるための皮革の負担を減らす方法。
➂美錠の取付方法。穴のサイズ出しなどの技法。
を学ぶことが出来きます。
楽しくモノ作りするためにも、技術って大切な気がします。
自分らしいモノ作りをするために、どんな技術があるのか知っていると応用することも出来ます。
少しずつ書き足していこうと思います。