学ぶことが出来る事。
今回は「BOOK カバー」編。
教室では、どんなモノを作るんだろう。
どんなモノを作ったら、自分のこれからのモノ作りに役に立つんだろう。
楽しく作りながら、どんなことが学べるのかを教室を教える目線で少しずつ書いて行こうと思います。
わかった方がより自分のモノ作りに応用できるはずです。
ブックカバーとは、名の通り本をカバーするモノです。
ですので、本ありきで製作するものですので、本のサイズに対してマチの代わりにいくつか長さを足したりして型紙を製作します。
生地と違い皮革の方が厚みがあるので、厚さも計算に入れる必要性があります。
使用する皮革が決まったら、それに対して➀どれくらいのサイズを足して型紙を製作して良いのかの基準を作るためにブックカバーを製作するところがあります。
またブックカバーは本に添ってもらえる柔らかさを得るために➁モミ加工をいうことをいたします。大きくわけて3種類のモミ加工があります。
モミ加工することにより、皮革が柔らかくなって添わせ易くなります。またそのままと違った表情の皮革に変身することができます。使用してから出来るシボに比べて均一にすることが出来るというメリットもあります。
もう一つは、➂タンニン革の特性でもあるのですが可塑性という性質を学びます。
それを知っていると以下のように、模様を入れたりすることが出来るんです。なにかと応用が利く技術な気がします。
「BOOK カバー」では、
➀基準物に対してどのようにして型紙を製作するのか、またその基準となるサイズ。
➁皮革を柔らかくするため、また表面のテクスチャーを変えるためのモミ加工。
➂タンニン革の特性である可塑性はどのように応用できるのか。
を学ぶことが出来きます。
楽しくモノ作りするためにも、技術って大切な気がします。
自分らしいモノ作りをするために、どんな技術があるのか知っていると応用することも出来ます。
少しずつ書き足していこうと思います。