革を辿って行きつくところ ‐One person fieldwork‐ ①革の思考の試行
15年ほど革を扱う仕事をしている。
なんで革に行き着いたのか。選んだ事なのに革に触るたび不思議に思う。
木や金属にガラスに生地。地球上にはたくさんの物質がある。モノを作るための素材もその数ある。
自分と「革」。
多種ある素材の中で、革は最も人に近い位置にある。
脊椎動物、哺乳類。主に扱うのは「牛」「豚」「羊」「ヤギ」。革は我々が普段耳にする食肉として利用されることの多い動物。
肺で呼吸し、似たような食べ物を食べている。
近い存在からできた革。一枚一枚、加工はされているものの同じ物はなく個性がある。
ゆえに人と同様に生の物語があることを考えさせられる。
これまでの革たちがこの手で何度もカタチ作られているのを見てきた。
深く刻まれた皺、多くの傷、たまに見かける銃創。
それらがまぎれもなく生きてきた、いたと伝えてくる。
ゆえに「革を選んだ」かもしれない。
「革でモノ作りをする。」
力づくでカタチを矯正し、正すことなのか。
化粧をし、八方美人に仕立てることなのか。
何度も何度も考える。手探りを繰り返す。人に話しながら、そして迷いながら。
とりあえずの答えは、「素材からカタチ浮き上がらせ、そこに経験値をのせ共に協力すること」
正しいあり方である気がしている。
ながく革のことを考えてきた。
そして一から革との関わりを見直すために試行してみたいことができた。
それは「猟」
山で獲物を取ること。
どこが一からなのか境界は見えにくくあるが、命を取るところからと決めた。
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